「京都府の港町、伊根町」

京都の日本海側、丹後半島にある伊根町。貴重な舟屋の街並みは重要伝統的建造物群保存地区として選定され、映画の撮影舞台になるなど、年間３０万人以上もの観光客が訪れる観光地としても知られています。人口2,000人ほどの小さな町ですが、昔ながらの海との暮らしを大切に残している伊根町には魚屋さんがないので、地元の方々は早朝、伊根漁港へ行きその日に定置網漁で獲れた魚を直接買い求める、いわゆる「浜買い」をします。普通、魚介類は漁港→市場で競り→スーパーなどの中間業者を経て一般家庭、となるところを全部経由せずに買えるので安くて新鮮な魚介類が味わえるのも魅力のひとつです。

「海の目の前が職場、一歩外に出れば海。」

今回ご紹介する職場は伊根町観光交流施設「舟屋日和」のＩＮＥ　ＣＡＦＥ（イネカフェ）、鮨割烹 海宮（WADATSUMI）での接客や簡単な調理補助のお仕事です。職場の目の前は、海なので、海好きは人にとっては理想的な環境でお仕事が出来ると思います。

＜地域のお祭り＞

伊根祭り（７月最終週）、本庄祭り（８月第１週）

伊根祭りは漁師町ならではの海の祭り。お祭り前日に木造の船を海に浮かべて、対岸にある八坂神社さんへ船で行き、境内で太刀振りや棒振りを奉納。伊根湾の中央にある青島の神社に寄って地元の地区に帰るという、300年以上の伝統を持つお祭りです。祭りの一ヶ月ぐらい前から各地区では雅楽の練習をするため、日が暮れるとあちらこちらから笛の音が聞こえる、港町情緒あふれるお祭りを７月にはお楽しみいただけます。