
100年続く老舗ベーカリーの、“次の100年”をつくるインターン
老舗ベーカリーの現場を体験しながら、製造現場の改善やパンまつり出展の価値を再設計する実践型インターン。現場理解・イベント参加・マニュアル作成を通じて、生産性向上とブランド力の向上に挑みます。

法塔ベーカリーは、横須賀で約100年にわたり地域に愛されてきた老舗ベーカリーです。今回のインターンでは、「現場の働き方をアップデートする仕組みづくり」と「パンまつり出展の目的を再定義する」ことをテーマに、1ヶ月間の実践的なプロジェクトに挑みます。
まずは店舗・工房・配達など全ての部署を回り、日々の業務フローや課題感を体感。次に、その理解をもとに“初めての人でも迷わず動ける”スキルマップやマニュアルの叩き台を作成し、生産性向上につながる仕組みをつくります。また、地元のパンマルシェ・湘南パンまつり・パンのフェス2026in横浜赤レンガ など外部イベントにも同行し、出展の背景にある「地域でつくった食を、地域の外へ届ける」という意義を整理。どのパンをどう届けるか、何を伝えるべきかなど、ブランドの価値再発見にも関わることができます。
最終週には、学んだことや改善提案を資料としてまとめ、成果報告会でプレゼン。パン作りの技術ではなく、働き方・仕組み・地域とのつながりをデザインするインターンです。食や地域に関心がある学生にとって、現場密着で学び、成長できる濃い1ヶ月になります。

【STEP1】現場を見る・会社を知る(1週目)
• 法塔ベーカリーの歴史・理念・事業モデルを理解する
• パン製造の基本業務を知る
• 工房・店頭・配達・売店など、すべての部署を順番に見て回る
• 製造マニュアルに必要な基本作業の洗い出し
💡目的:現場を直接体験し、“会社全体の流れ” を把握したうえで、課題や改善ポイントを自分の目で発見する
【STEP2】イベント参加 & マニュアル作成のための基礎業務理解(2週目)
⚫︎2/22 湘南パンまつり(in神奈川県藤沢市 辻堂)に参加し、イベント出展のリアルを知る
└ 接客・販売・陳列・搬入・搬出の一連の流れを現場で体験
⚫︎店舗での業務(製造〜販売)について、マニュアル化に向けて基礎を理解
└ マニュアルの “骨格づくり(目次・構成)” を検討する
💡目的:パンまつり出展の意義を体感しつつ、業務効率化に向けて“正しくマニュアル化できるだけの現場理解” を深める
【STEP3】パンのフェスPR・オリジナル商品の企画(3週目)
⚫︎「パンのフェス2026 in 横浜赤レンガ(2026/3/6~8)」に向けたPRを企画
└ SNS案、メニュー紹介、リーフレットやPOPの検討など
⚫︎パンのフェス2026用 in 横浜赤レンガ用のオリジナル商品を企画
└ 三浦半島の食材・ストーリーを掛け合わせた新商品提案
└ 「三浦半島で作った商品を、三浦半島の外へ届ける」ためのストーリー設計
⚫︎マニュアル案のたたき台を作りはじめる
💡目的:イベント出展の“価値”を再定義し、商品企画や発信を通じて『三浦半島ブランドを外へ届ける』
【STEP4】イベント本番・成果まとめ(4〜5週目)
「パンのフェス2026 in 横浜赤レンガ」出店(4週目)
• 搬入・陳列・接客・販売・撤収まで参加
• 他店舗の売り場づくりや導線を観察し、改善案をメモ
• 自身が企画に関わった商品・PRの成果を現場で検証
成果資料・マニュアルづくり(5週目)
⚫︎ 製造マニュアルの作成(未完成でもOK)
└ 工程ごとの必要スキルの整理
└ 生産性向上に向けた改善提案
⚫︎成果報告資料の作成
└ パンまつり参加の意義/課題/改善案/オリジナル商品結果
💡目的:1ヶ月の学びと成果を可視化し、“生産性UPにつながるマニュアル作成” と “パンまつり出展の価値見直し” を提案としてまとめる

① 製造マニュアル作成による「再現性のある運営基盤」の構築
• 現場観察と聞き取りをもとに、製造・包装・陳列・接客・配達などの業務工程を整理
• 既存スタッフの“暗黙知”を言語化し、短期間で身に付く「業務マニュアル」を作成
• 現場とすり合わせし、実際に使えるレベルまでブラッシュアップ
→ 目的:新人教育の負担軽減・誰が入っても安定して運営できる仕組みづくり
② パンまつり・パンフェス出展の価値を再定義し、改善案を提案
• 出展目的・意義(売上/認知/新商品テスト/地域PR)を整理
• 他店舗の動線・売り場づくり・商品ラインナップを現地でリサーチ
• イベント向けにオリジナル商品の提案やPR案を作成
• 三浦半島産の素材を使った商品の価値やストーリー整理
→ 目的:イベント出展を“ただ参加する”から“戦略的に活用する”プロジェクトへ

•現場理解力
店舗・製造・販売・イベント出展まで、パン屋さんの仕事全体の流れを理解できる。
•まとめる力(可視化スキル)
既存業務を整理し、マニュアルとして“分かる形”にできる。
•イベント運営スキル
パンまつりへの参加を通じ、準備〜当日の運営・動線づくりを体験できる。
•商品・企画の発想力
イベント用の商品づくりに関わりながら、「地域のパンを外に届ける」企画思考が身につく。

募集人数:2人(高校生の応募不可)
• 神奈川県外に在住している方
本プロジェクトは神奈川県主催「令和7年度三浦半島地域ふるさとワーキングホリデー事業」として実施しているため、現在神奈川県に在住している方はご参加いただけません。(学校や職場が神奈川県内でも、居住地が県外であれば参加可能です。)

参加型:住み込み
【契約形態/活動支援金】
期間中、5日間は雇用契約を結び、現場を知る就労体験を行っていただきます。
雇用契約時の給料は、時給でお支払いします。(雇用期間の時給1,225円、40時間で約5万円)
それ以外の期間は研修生契約を結び、実践型インターンシップに取り組んでいただきます。
研修生契約時は活動支援金として1 万円をお支払いします。(食費・娯楽費として会社より支給)
その他、インターン保険は事務局が手配します。インターン生自身で加入する必要はございません。
【活動場所】
法塔ベーカリー工場 (〒239-0831 神奈川県横須賀市久里浜8-30-1)
※宿泊場所からの通勤方法 電車とバスを想定
【交通費】
・現在の居住地から宿泊先の最寄り駅までの往復交通費はご自身で負担ください。
・活動期間中の宿泊先から会社までの通勤等に掛かる費用は別途、実費相当額が支給されます。
【宿泊先】
近隣のシェアハウスまたはアパート(予定)
※家賃に関係する費用はインターン生には負担はありません。
【具体的なスケジュール】
〇 インターン開始・合同キックオフ研修(参加必須)
2月12日(木)13:00~16:00
受入企業とインターン生のお互いのことを知る機会です。プロジェクトで何をするのか再確認します。
〇 中間研修&フィールドワーク(参加必須)
3月2日(月)09:00~17:00
各プロジェクトの進捗状況や自身の成長、振り返りを実施します。また、他地域の社長に会いに行くツアーを実施します。
〇 修了研修&成果報告会(参加必須)
3月18日(水)10:00~18:00
インターン生や受入企業は、1ヶ月の振り返りを行います。市民・地域・県内企業はインターン事業に対する理解を深めます。
※上記、期間内にコーディネーター面談を複数実施します。
※内容は若干変更になる可能性があります。
本プロジェクトは、令和7年度三浦半島地域ふるさとワーキングホリデー事業としてNPO法人ETIC.が委託を受けて実施しています。担当コーディネーターはNPO法人ETIC.と連携している伊藤潤子(神奈川県横須賀市)が担当します。



“おいしいパンを”最新の技術・技法で
“楽しいパンを”創業当時のワクワク感をもって
“いつもパンを”定番のパンと毎日焼きたて
大正13年創業、横須賀で100年愛され続けてきた老舗ベーカリーです。毎日の食卓に寄り添う「安心でおいしいパン」を届けることを大切に、地域の学校売店、取扱店、直営店、オンライン販売、自動販売機など、多様な形でパンを提供しています。時代の変化に合わせながらも、変わらない温かさと誠実なものづくりを守り続けてきました。これからの100年に向けて、新しい挑戦にも積極的に取り組み、地域の方々の“楽しい一日”を支える存在でありたいと願っています。

代表取締役/森 柾人
一緒に次の100年を創ってください。パンの製造と販売の両輪で生き残りをかけて取り組みます。
製造はいかに即戦力をつくるか?販売はどうやってパンに付加価値をもらせるか?
具体的には品質の安定したパンを沢山作る。そしてそのパンを適正価格でお客様へ届けるです。
ぜひ、力を貸してください。中小企業の現在のリアル、そして可能性を感じてもらえると思います。
地域で中小企業が生き残るための道筋をつけたいと思います。それが地域を守ることになると思っています。
お問い合わせ
神奈川県横須賀三浦地域県政総合センター(事務局:NPO法人ETIC.)へのお問い合わせ
下記入力フォームにお問い合わせ内容をご入力のうえ、『送信する』ボタンを押してください。
レビューの投稿
レビューを投稿するにはパスワードが必要となります。
パスワード*