2017年1月より、日本国内のふるさとの地域で「ふるさとワーキングホリデー」という新しい取り組みがスタートしました。期間中に地域で働くことで収入を得ることができるとともに、休日は自由な休暇を過ごすことができる制度です。地域住民との交流(イベント)や学びの場(地域勉強会)を通じて、旅行では味わえない地域の実際の生活を体験できます。
都市部の若者が抱く「地域づくりへの参加がしたい」「地域との交流を深めたい」といった社会・地域貢献への想いや、移住などを考える社会人の想いと、地域の人々の「地域の魅力を伝えたい」「交流人口を増やして地域経済を活性化したい」「多くの人に定住してほしい」というふたつの想いを結ぶのが「ふるさとワーキングホリデー」という制度です。
都心部への人口流出による地域の人口減少や過疎化、高齢化による働き手不足、経済力低下など、今さまざまな日本の地域が課題を抱えています。ふるさとワーキングホリデーは、地域おこし隊とは異なり、滞在期間が2週間〜1ヵ月程度と短期間で移住の必要がないため、大学生にとっては休みの期間を利用して参加しやすい制度です。また、転職活動中や移住を検討されている社会人にとっても短期間で実際の地域の生活を確かめたり、地域での仕事を実際に経験できる貴重な時間を過ごすために活用いただける制度です。