まち全体が“学びの教室”―子どもたちの“せかい”を広げる企画づくり

葉山のまち全体を“学びの教室”に見立て、まちの魅力ある人・もの・場所との出会いを通して、子どもたちが「せかい」と出会い、「強さとやさしさ」を育む学びの場を共につくるプロジェクト。

TIDE POOLは、家庭や学校ではできない体験を通じて、自ら感じ・考え・表現する力を育むアフタースクールです。
海と森に囲まれた葉山のまちを舞台に、子どもたちが「強くやさしい人」へと育っていく―そんな想いで活動しています。

今回のプロジェクトでは、この葉山というまち全体を“学びの教室”に見立て、子どもたちの「せかい」を広げる新しい教育企画をゼロからつくります。

滞在中は、曜日ごとに異なるクラスで子どもたちの学びをサポートいただきながら、自分たちなりの視点で葉山町の魅力を深掘りしていただきます。
そこからこれまでのクラスにない、”新しい学びのプログラム”の企画に挑戦していただきます。

葉山にしかない人・もの・場所をつなぎながら、子どもたちの成長を育むプログラムを一緒に考えてみませんか？

卒業したあとも、子どもたちがすばらしい人生を歩んでいけるように―
成長のきっかけになるような大切な機会を、ともに考え、形にしてくれる人を募集します。

プロジェクトの推進のほか、みんなで三浦半島内を観光したり、地域のお祭りに参加したり！他地域の社長に会いに行くフィールドワークの開催を予定しています♪

【STEP１】（１週目）ー地域理解と情報収集ー
・「TIDE POOL」での活動内容の理解（レクチャーや現場体験）
・スタッフへのヒアリング（葉山の魅力・施設や子どもたちの特徴など）
・葉山町の魅力調査（地域歩きや現地視察、外からの目線での魅力の記録）

　▼ 目的：施設や地域の特徴・魅力を深掘りし、企画のタネを見つける

【STEP２】（２週目）ーアイデア出し・企画の絞り込みー
・情報収集の継続・深掘り(地元店舗・団体へのヒアリングなど)
・見えてきた魅力をもとにアイデアリストを作成
・リストの中から、特に実現すべきアイデアをピックアップ(スタッフと壁打ちしながら実現可能な方向性を探る)

　▼ 目的：自分なりの視点で地域の魅力を捉え、可能性を膨らませる

【中間研修】

【STEP３】（３週目）ー企画立案ー
・ピックアップしたアイデアをもとに絞り込み、企画書作成(目的・目標、コンセプト、実施内容など)
・必要に応じた追加調査(実現に向けて地元店舗・団体への相談など)
・共有・ディスカッション、ブラッシュアップ
　
　▼ 目的：方向性を絞り、実現に向けて必要な要素を企画としてまとめる

【STEP４】（４週目）ー試験・検証と継続的実施に向けたタスクの整理ー
・企画の試験的な実施と検証(プロトタイプによって見えてきた課題・改善点の整理・フィードバック)
・継続実施のためのタスクの整理(3ヶ月～半年間のスケジュール、必要事項の洗い出し、引継ぎ)

　▼目的：自らの企画を実施・検証し、次につなげる

● 地域の魅力の再発見
・“葉山町の魅力”を自分なりの視点でとらえ、再発見する
・地域で出会った人や場所の魅力をまとめる
・子どもたちやスタッフとの関わりを通して感じた“TIDE POOLらしさ”を表現する
● あなたらしい視点・アイデアの提案
・自分の感性や経験をいかして、“子どもたちの成長を育む”新しい企画やアイデアを提案する
● 実現と継続へのチャレンジ
・考えた企画を一部でも実際に試し、うまくいった点・改善が必要な点をふりかえる
・子どもたちや地域の人の反応を、写真やコメントとして記録する
・今後も企画を続けていけるよう、引き継ぎ内容や次のアクションをまとめる

●地域を知る力：まちを歩き、人と出会いながら、葉山の魅力を自分の言葉で見つける経験
●アイデアを形にする力：気づいたことを企画としてまとめ、形にしていく経験
●伝える・協働する力：子どもや地域の人と関わり、思いを伝え合いながら進める経験
●実践とふりかえりの力：自分たちの企画を試し、結果から学びを見つける経験
●自分を知る力：地域や自然との関わりを通じて、自分の強みや興味を再発見する経験

募集人数：２人（高校生の応募不可）

• 神奈川県外に在住している方
本プロジェクトは神奈川県主催「令和７年度三浦半島地域ふるさとワーキングホリデー事業」として実施しているため、現在神奈川県に在住している方はご参加いただけません。（学校や職場が神奈川県内でも、居住地が県外であれば参加可能です。）

参加型：住み込み

【活動期間】2026年2月12日~3月18日の5週間
・期間中 週5日以上（土日祝日活動、平日休みとなる場合もあります）
・1日8時間程度（週40時間程度）
※2026年2月12日~3月18日までのうちの25日間程度を想定
※キックオフ研修・中間研修・修了研修/成果報告会は原則、参加必須です。以下の「スケジュール」をご確認ください。参加できる方を優先します。

【契約形態/活動支援金】
・期間中、5日間は雇用契約を結び、現場を知る就労体験を行っていただきます。
雇用契約時の給料は、時給でお支払いします。（雇用期間の時給1,225円、40時間で約5万円）
・2週目以降は研修生契約を結び、実践型インターンシップに取り組んでいただきます。研修生契約時は活動支援金として2万円お支払いします。（食費・娯楽費として会社より支給）
その他、インターン保険は事務局が手配します。インターン生自身で加入する必要はございません。

【活動場所】
TIDE POOL（神奈川県三浦郡葉山町下山口1535）
※宿泊場所からの通勤方法：電車またはバス(予定)　

【交通費】
・現在の居住地から宿泊先の最寄り駅までの往復交通費はご自身で負担ください。
・活動期間中の宿泊先から会社までの通勤等に掛かる費用は別途、実費相当額が支給されます。

【宿泊先】　
近隣のシェアハウス(予定)
※家賃に関係する費用はインターン生には負担はありません。

【具体的なスケジュール】
〇 インターン開始・合同キックオフ研修（参加必須）
　 2月12日（木）13:00~16:00
　受入企業とインターン生のお互いのことを知る機会です。プロジェクトで何をするのか再確認します。
〇 中間研修＆フィールドワーク（参加必須）
　 3月2日（月）09:00~17:00
　各プロジェクトの進捗状況や自身の成長、振り返りを実施します。また、他地域の社長に会いに行くツアーを実施します。
〇 修了研修＆成果報告会（参加必須）
　 3月18日（水）10:00~18:00
　インターン生や受入企業は、1ヶ月の振り返りを行います。市民・地域・県内企業はインターン事業に対する理解を深めます。
※上記、期間内にコーディネーター面談を複数実施します。
※内容は若干変更になる可能性があります。
本プロジェクトは、令和７年度三浦半島地域ふるさとワーキングホリデー事業としてNPO法人ETIC.が委託を受けて実施しています。担当コーディネーターはNPO法人ETIC.と連携している藤原香奈（神奈川県横須賀市）が担当します。

葉山の自然であそび、まなぶ、アフタースクール

TIDE POOLは、ご家庭や小学校ではできないことに、どんどんチャレンジできるアフタースクールです。
私たちは、子どもたちを過保護にはしません。
子どもたちに宿る、自ら感じ、考え、表現する力を信じているからです。
いつも驚かされるのは、子どもたちが成長するスピード。
子どもたちが、ひとつの体験で、グンと成長する場面に立ち会えること。
それが私たちの喜びです。

卒業した後も、幸せな人生を歩んでいけるように。
私たちの今できる全てで、子どもたちと関わっていきます。

代表理事／今村直樹

インターン生の皆さんへ

皆さん、こんにちは。
学童保育TIDE POOLの今村です。

まず、この現場に興味を持ち、子どもたちと向き合う一歩を踏み出してくれたことに心から感謝します。大学生活の中で「子どもたちと関わる」という選択は、時に責任が大きく、簡単な挑戦ではありません。それでもこの世界に足を踏み入れてくれる皆さんを、私たちは本気で歓迎します。

私たちが日々向き合っているのは、“未来”そのものです。
学童で過ごす時間は、子どもたちにとって第二の生活の場。ここでの出会い、声かけ、一緒に笑う時間、一緒に悔しがる時間が、彼らの心を形作っていきます。

そして、その大切な時間を支えるのが、皆さんのような若い力です。

インターン生だからといって遠慮はいりません。
皆さんが持つ感性、気づき、エネルギーは、私たち大人が忘れかけてしまう大切な視点ばかりです。ぜひ、この現場で存分に発揮してください。子どもたちは、想像以上にあなたの姿を見て、言葉を聞いて、学んでいます。

もちろん、うまくいかない日もあります。
子どもとのコミュニケーションに悩む日も、自分の未熟さを感じる瞬間もあるでしょう。しかし、その一つひとつが、必ずあなた自身を大きく成長させます。
教育現場は、人としての器が最も広がる場所です。

私たちは皆さんを“仲間”として迎えます。
困った時には必ず支えます。
挑戦したい時には全力で後押しします。

どうか、この期間が
「子どもたちの未来を一緒につくる喜び」
「自分が成長する手応え」
の両方を感じられる時間になりますように。

そして、ここでの経験が、皆さんの人生にとって
大きな自信と財産となることを願っています。

一緒に、最高の現場をつくりましょう。
皆さんに会えるのを心から楽しみにしています。
人生において無駄なことは一つもありません。

学童保育TIDE POOL 代表　今村直樹