
いざ、魚津市へ
魚津市は富山県の東部に位置し、ホタルイカ、特別天然記念物に登録された魚津埋没林、蜃気楼が見えるまちとして有名です。富山県への移動は東京からは約2時間、大阪からは約3時間の距離。海も山もある豊かな自然に恵まれたところです。魚津市までは新幹線停車駅から電車で25分ほど。魚津市へ向かう電車では美しい立山連邦を眺めることができます。
季節を楽しむ海と山
魚津市の最大の魅力はその自然の豊かさにあります。車で市街地から海へは5分、山へは20分ほどの距離。美しい山から流れる雪解け水が海での海産物をより一層美味しくしています。私も名物のバイ貝がぎっしり入った「バイ飯」をいただきました。

魚津の自然の旨みが詰まった海鮮は絶品でした。休日には観光プログラムが用意されており、海と山どちらのアクティビティも楽しむことができます。夏には海でのSUP体験や果樹収穫、神秘的な洞杉の探索など、冬には美しい雪の景色や餅つき体験などができます。実際の参加者の中には雪を楽しむため雪道ドライビング講習会に参加された方もいらっしゃいました。季節によって移り変わる景色と、自然での楽しみ方はここでしか味わえない魅力ポイントです。
季節のお仕事
季節によって異なるのは自然だけではありません。魚津市のふるさとワーキングホリデーで体験できるお仕事は様々です。夏には県内唯一の遊園地ミラージュランドでのお仕事、秋にはリンゴの収穫と販売、冬には日本酒を扱う酒造、餅屋さんやマカロン店などがあります。どの事業者の方も仕事以外での地域住民との交流の場を作ってくださったり、県内の有名スポットを案内してくださったりと親切な方ばかりだそうです。
伝統のお店
今回取材をさせていただいたのは、魚津市で餅屋を営まれている有限会社源七さんです。このお店では「和と輪」を大切にされているそうで、店主の窪田さんは人との繋がりや地産地消、餅の文化などを伝えることをしていきたいとおっしゃっていました。

お餅といえばお正月やお祝いなど、はれの日のイメージがありますが、ここでは「365日はれの日」をコンセプトにされており、気軽に食べられるおもちや、郷土料理芋かいもち(芋とお餅を混ぜたもの)が店頭に並んでいます。


源七さんでの主なお仕事は餅作りです。取材当日ふるさとワーホリに参加していた2人は5色団子を作っていました。

「こうやってお餅を練っているとコロコロしていて愛着が湧いてきます。かわいいかわいいと言いながらいつも作っています」とおっしゃっていました。参加のきっかけはそれぞれで、地方移住を考えていて参加を決めた方や日本の伝統を知るために参加した方もいらっしゃいました。
人が魅力のまち
過去にはふるさとワーホリがきっかけで魚津市を知り、実際にまた魚津へ遊びに来たという参加者もいらっしゃったそうです。ふるさとワーホリの担当をされている魚津市役所蒔崎さんにお話を聞きました。
「魚津という場所を好きになってもらうことはもちろんのこと、魚津で出会った“好きな人”にまた会うために魚津を訪れてもらえると、とてもうれしい」と話されていました。
私も短い時間ではありましたが、魚津の伝統的な街並み、産物と人々の穏やかさ、温かさを感じました。また行きたいと思わせる魅力たっぷりな町です。
自然を楽しみたい、日本の伝統のお仕事がしたい、人との交流を楽しみたい。
そんな方におすすめです。ぜひ、魚津に足を運んでみませんか。
きっと、あなたの第二のふるさとが見つかるはずです。