地域の魅力紹介

数え切れないほどの魅力にあふれた、沖縄県。
ここでは二つの魅力にスポットを当ててご紹介しましょう。

一つは、沖縄本島北部の「やんばる」と呼ばれる地域です。国頭村(くにがみそん)、大宜味村(おおぎみそん)、東村(ひがしそん)の3つの村にまたがるこのエリアは、まるごと「やんばる国立公園」になっていて、2021年7月、ユネスコの世界自然遺産にも登録されました。この地域の約80%以上は亜熱帯照葉樹林をメインとする森林であるため、「やんばるの森」の名前でも親しまれています。

「やんばるの森」が世界自然遺産に選ばれた一番の理由は、「生物の多様性」です。
かつては大陸の一部だった琉球列島は、地殻変動などによって大陸から離れて島となり、生物は独自の進化を遂げてやんばるの固有種になったと考えられています。日本にいる唯一の飛べない鳥、ヤンバルクイナはみなさん名前をご存じでしょう。
そうした固有種が集中する亜熱帯照葉樹林を中心に、高湿度の山地に発達する雲霧林、森を流れる幾筋もの渓流と渓流植物群落、石灰岩地特有の動植物、マングローブ林などの多様な生態系が一体となった景観は、やんばるでしか見ることができません。

もう一つは、多数の「離島」です。国土地理院によると、沖縄県には691の島があり、そのうち38が有人島です。離島をめぐって島それぞれの魅力を見つけるのも、沖縄ならでの醍醐味でしょう。
たとえば、渡嘉敷島(とかしきじま)は那覇市の渡真利港から高速船で35分の近さですが、周辺海域は世界屈指の透明度を誇り、渡嘉敷島が属する慶良間(けらま)諸島全域が国立公園に指定されています。
県の最北端にある伊平屋島(いへやじま)は、手つかずの自然と昔ながらの集落、天岩戸伝説があるクマヤ洞窟など、素朴な魅力にあふれています。
もちろん、ふるさとワーキングホリデーの滞在中にこうした島々をめぐることもできます。

ほんものの自然にふれて、地域の人とのつながりを楽しみたい人は、ぜひ、沖縄のふるさとワーキングホリデーに参加してみてはいかがでしょう?
沖縄で体験できるふるさとワーキングホリデーの職種は多彩です。
観光・ホテル業、飲食店、販売業、農業・漁業、ものづくり、福祉、医療、保育など。地域も、本島および離島のさまざまな場所で受け入れをしています。

何度訪れても知り尽くせない沖縄の魅力を深く知るには、2週間〜1カ月程度滞在して、地域の人たちと交流しながら地元の仕事に携わり、暮らしを体験するワーキングホリデーが最適といえるかもしれません。
また、仕事も真剣に取り組めるものばかりなので、将来の職業選択を迷っている学生さんたちにとっても、体験しながらじっくり考えるよい機会になるでしょう。

仕事がオフの日も、エイサーや祭りなどの地域行事や、集落散策、エコツアー、ナイトツアーなどに参加したり、サップ、シーカヤック、スキューバダイビングなどのアクティビティを楽しんだりと、すべては体験しきれないほどの過ごし方があります。

ナビゲーターによる、地域での交流や余暇の過ごし方・暮らし方のサポートもあります。いろいろ相談しながら、自分らしい“うちなーライフ”を経験してみてはいかがでしょうか。