地域の魅力紹介

岡山県の北部に位置する真庭市は、平成17年に9つの町村が合併して誕生した、県内でも最大の面積(828㎢)を誇る市です。その広大な面積のうち約8割が森林に覆われており、地震や台風などの自然災害も少ないことから、「豊かな自然に囲まれた暮らし」をそのまま体感できる地域です。

北部には牧場と高原の風景が広がる蒜山高原があり、酪農や観光業が盛ん。南部では林業・農業・果樹栽培が営まれ、名湯として知られる湯原温泉や、江戸時代の町並みを今に伝える勝山町並み保存地区など、エリアごとにまったく異なる表情を見せてくれます。ひとつの市のなかに、これほど多彩な顔が揃っている地域は、全国でもそう多くはありません。

真庭市がとりわけ注目されているのが、豊富な森林資源を活用したバイオマス発電による地域エネルギー自給率の高さです。その割合は約62%を超え、SDGs未来都市や脱炭素先行地域にも選定されるなど、持続可能な地域づくりの先進地として全国から関心を集めています。自然と共存しながら、未来に向けてしなやかに進化し続けるまち——それが真庭市です。

真庭市の産業を支えるのは、豊かな森から生まれる「木」の文化です。市内には製材所が30事業所あり、原木の売買を行う原木市場が3市場、製材品を取り扱う製材市場が1市場あります。木を伐るところから、製品として流通するところまでのサプライチェーンがひとつの市内に完結しているのは、全国的にも非常に珍しい特徴です。製造業が就業者全体の約25%を占め、そのなかに林業・木材産業が深く根付いています。

ふるさとワーキングホリデーでの就労場所として予定されているのは、蒜山地域の2か所です。ひとつは、夏でも涼しい渓谷の入口で流しそうめんを提供する「涼水亭」。もうひとつは、里山の豊かな自然環境のなかでさまざまな動植物とふれあえる「津黒いきものふれあいの里」です。どちらも、都市ではなかなか経験できない、自然のなかに溶け込む働き方ができる場所です。

ただ働くだけでなく、地域のお祭りのお手伝いなどを通じて、地域社会のなかで”求められる役割”を知る機会もあります。観光客としてではなく、生活者として地域に関わることで、真庭の自然との関わり方や、自然と共生する暮らしのリズムを、肌で感じていただけるはずです。

真庭市には、移住を目指す人材育成塾「真庭なりわい塾」を約10年前から運営してきた歴史があります。延べ180名以上が受講し、そのうち約1割が実際に移住を果たしています。こうした積み重ねのなかで、地域住民のあいだにも「外からの人を受け入れる文化」が自然と育まれてきました。地域外から来た参加者が持つ新鮮な目線は、地元の人たちにとっても「当たり前だと思っていたことが、実は特別な魅力だった」と気づかせてくれる、かけがえのない機会になっています。

従来の「真庭なりわい塾」は毎月通うことが前提だったため、参加者は岡山県南や関西方面が中心でした。しかしふるさとワーキングホリデーなら、滞在費を稼ぎながらまとまった期間を過ごせるため、関東など遠方からも参加しやすくなりました。真庭市は、訪れるすべての人に「第2のふるさと」と感じてもらえるよう、全力でサポートしてくれます。

森が育み、木が結び、人がつながる真庭市で、あなた自身の「自然と共生する暮らし」を、ぜひ体験してみてください。