
【丹生明里の地域おこしクエスト!~ふるさとワーホリ攻略記~第4回】丹生明里がカヤックで海に漕ぎ出す!南伊豆町でアクティビティだああ!
- 滞在地: 静岡県南伊豆町
- 体験者: 丹生明里
アイドルグループ「日向坂46」元メンバーで、今は俳優・タレント業だけでなく、ゲーム配信でも活躍している丹生明里さんが静岡県南伊豆町で「ふるさとワーキングホリデー」(以下、「ふるさとワーホリ」)を体験するこの企画も、いよいよ今回が最終回です。
体験1日目は製菓店での就労体験や、ゲストハウスでのDIY体験を存分に楽しんだ丹生さん。しかし「ふるさとワーホリ」の醍醐味は、地域で働くことだけではありません。休日には、その土地ならではの自然の中で山遊びや川遊びをしたり、地元のグルメを味わいに出かけたり、イベントに参加して地域の人々と触れ合ったりできるのも大きな魅力です。
2日目は、丹生さんが南伊豆町での休日を体験します。太平洋に面した立地を生かしたマリンアクティビティにチャレンジ!
丹生さんは果たして、「ふるさとワーホリ」を通して南伊豆町の魅力を体感して広めるという「地域おこしクエスト」を無事クリアできるのでしょうか?
伊豆半島最南端の岬で絶景を堪能
ザザーッ。
南伊豆町にある、約1.2kmに渡って美しい弧を描く海岸「弓ヶ浜」。その岸に寄せる優しい波の音に釣られるように集合した、丹生さんと「ふるさとワーホリ」の学生スタッフである鐙りりあさん、尾原一華さんの3人。ここから南伊豆町での「ふるさとワーホリ」体験2日目が始まります。
まず3人は、南伊豆町随一の絶景スポットである愛逢岬(あいあいみさき)へ移動。断崖絶壁から紺碧の海と島々を一望できる伊豆半島最南端の岬で、朝日と夕日のいずれも眺められるのが自慢です。
3人 (声を揃えて)綺麗~。
尾原 (遠くに見える入江を指さして)あの辺り、秘境感がありますよね。
鐙 本当だ。
尾原 (海に浮かぶ大きな岩を指さし)あそこに洞窟みたいなのがある!
丹生 本当だ、行ってみたい!
前日の就労体験とDIY体験を通してすっかり仲良くなった3人。女子旅感が強まってきています。絶景を眺めながら、いろんな話をする3人。ただ、頭の片隅にこの後予定している海でのカヤック体験があるせいか、話題はこれまで体験したアクティビティに移っていきます。
尾原 バンジージャンプは経験ありますか?
丹生 あるよ。でもおすすめなのは、パラグライダー。
鐙 パラグライダーもしたことあるんですか、気持ち良さそう!
ゲーム配信などでインドア派の印象がある丹生さんですが、実は自然の中で遊ぶのが好きな、活発な子どもでした。父方の実家が山に囲まれた町にあり、子どもの頃は夏休みにそこで1週間ほど滞在し、家族で海釣りをしたり川遊びをしたりと、自然の中で遊んでいたそうです。
話し込むうちにすっかりアクティビティ気分になった3人。愛逢岬を後にして、楽しみにしていた海へのカヤック体験に向かいます。
パドルの使い方を習って、海でのカヤック体験開始!
車に乗った3人は、愛逢岬から約15分の距離にある子浦海岸に到着しました。
丹生 埼玉や群馬でも、自然の中でよく遊んでいました。カヤックは初めての経験なのですが、ラフティングの経験はありますし、うまくできそうな気がしています!
鐙 私は泳ぐのは得意なので溺れる心配はしていないんですが、どちらかというと山派なので、カヤックをうまくできるかは少し不安ですね…。
尾原 私は山より海や川で遊ぶ方が好きなので、自信があります。もしかしたら、一番上手にできるかもしれません(笑)。
それぞれ意気込みを語っているところへ、「カヤックリゾート南伊豆 ワンダフルワールド」の石橋典明代表と、チーフインストラクターの岩崎哲也さんの2人がやってきます。
伊豆半島は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)からユネスコ世界ジオパークに認定されている、自然豊かな土地。「カヤックリゾート南伊豆 ワンダフルワールド」は、その伊豆半島の自然を生かしたアクティビティや体験を、訪れる人々に提供しています。キャンプ場やログハウスといった宿泊施設も運営していますが、人気なのはなんと言っても沖縄にも勝るとも劣らない美しい海を堪能できるシュノーケリング体験と、今回丹生さんたちも体験する海でのカヤック体験です。
石橋代表 元々は海底火山だった伊豆半島の生い立ちにも触れながら、動力を使わないカヤックで海上を走るという感覚を楽しんでいただきたいと思っています。
岩崎さん カヤックは難しいというイメージがあるかもしれませんが、初めての方でもちょっと陸上で練習すればすぐに乗れるようになります。意外と身近なアクティビティだと思いますよ。
着替えを終えた丹生さんたち3人は、石橋代表と岩崎さんからのレクチャーを頷きながら聞き入ります。
カヤックを体験するうえで大切なのは、パドルの使い方を覚えることです。前に進む時はパドルを使って水泳のクロールのように左右交互に漕いでいくことや、曲がる時は曲がりたい方向と逆側だけを漕ぐこと、止まりたい時はパドルのブレードを立てて海中に突き刺してブレーキをかけることなどを教わり、3人はまず陸上で練習を続けます。
岩崎さん 大切なのが障害物からの離れ方です。例えば他の人のカヤックとぶつかりそうになった時は、前に進む時とは逆に、後ろから前に向かってパドルを漕げば、後ろに進みます。
一通り陸上での練習を終えた3人は、カヤックに乗り込み、いざ海へ。この日の目標は、岸から200mほど離れたところにある岩場の洞窟までカヤックで向かい、洞窟を通り抜けて岸まで戻って来ることです。
岩崎さん 今日は潮位も高く波も穏やかなので、洞窟探検も問題なく可能だと思います。
洞窟探検と聞き、目を輝かせる丹生さん。先陣を切って、海に突入します。続いて、鐙さんと尾原さんも海へ。
丹生 ヤバい!すごい揺れる!
岩崎さん そういうものだと思ってください。
パドルの一漕ぎ目から、思いの外揺れるカヤックに動揺した丹生さんですが、先導する岩崎さんに諭され、冷静さを取り戻します。
しばらくは右に行ったり左に行ったりを繰り返していた丹生さんたち3人でしたが、数分も経つとカヤックに慣れてきたのか、真っすぐ進めるように。岩崎さんの先導の下、洞窟に向かって出発していきました。
疲れに負けずカヤックを前に進め、幻想的な洞窟へ
出発から約10分。洞窟に向かう丹生さんたちの姿は、岸から見えなくなりました。それから待つこと約20分。岩場の陰から、再びカヤックを漕ぐ丹生さんたち3人が姿を現しました。無事に洞窟探検を終えたようです。
この段階になると、3人全員がカヤックをほぼ思うように操れるようになっています。すると、鐙さんの進路が疲れのせいか崩れ、丹生さんの進路をふさぐ形になりました。
危ない!と思ったのもつかの間、丹生さんは岩崎さんから教えられていたようにパドルのブレードを海に突き刺してブレーキをかけ、後ろから前に漕いで鐙さんのカヤックから離れていきます。もう、すっかりカヤックマスターです。
出発から約40分後、丹生さんたちは無事岸まで帰り着きました。カヤックから降りる丹生さん。膝に手を置かなければ立てないほど疲労していますが、表情は笑顔そのものです。
丹生 足で踏ん張ってカヤックに固定させないといけないので、足がパンパン、膝がガクガクで…。こんなに全身を使うものだとは思っていなかったのですが、いい運動になりました。
洞窟も、想像以上に美しかったようです。
丹生 洞窟は火山灰が積み重なったものらしいので、虫や貝殻がいっぱいいて。で、下を見るとすごい透明度で、オレンジ色の珊瑚みたいなものとかゴツゴツの岩とか白い砂とか、底までが透けて見えました。静岡の海ってこんなに綺麗なんだって、初めて知りました。
初めてのカヤック体験を終えて、興奮冷めやらぬ様子の丹生さん。鐙さんと尾原さんも、同じように興奮しています。
鐙 洞窟は、沖縄にある「青の洞窟」みたいに下まで透けて真っ青で。東京からこんなに近いところに「青の洞窟」があるんだと思って、びっくりしました。
尾原 最初は他の人にぶつからないように漕ぐのに必死だったんですが、徐々に曲がり方とかが分かってきて。最後は自由に思い思いに漕ぐことができて楽しかったです。
石橋代表と岩崎さんは、そんな3人の様子を優しく見守っています。
石橋代表 伊豆の自然に魅了されて、リピーターになってくださる方も結構いらっしゃるんです。今日の3人も、そうなってくれるとうれしいですね。
岩崎さん 今日は海にうねりはなかったんですけど、少し向かい風があったのが心配でした。でも3人共とても上手で、しっかり前に進んで洞窟までたどり着けたので、楽しんでもらえたんじゃないかと思います。
海でのカヤック体験も無事クリアした、丹生さんたち3人。南伊豆町での「ふるさとワーホリ」体験を通した「地域おこしクエスト」も、いよいよエンディング間近です。
「地域おこしクエスト」を無事クリア!そしてエンディングへ…
着替えを終えて、帰り支度を整える丹生さんたち3人。これで、今回の南伊豆町での「ふるさとワーホリ」体験の日程は全て終了しました。丹生さんの目に、南伊豆町はどのように映ったのでしょうか。
丹生 とにかく自然が豊かな場所で、緑も近いし、道中の川も本当に水が綺麗でした。一番印象的だったのは、やっぱり海の綺麗さです。また南伊豆町に来たいと思いました。
そんな南伊豆町での「ふるさとワーホリ」体験から、得るものは多かったようです。
丹生 「ふるさとワーホリ」って、本当に素敵な制度だと感じました。就労体験を通して現地の方々とコミュニケーションを取り、つながりを持てるというのは、ただの旅行では味わえないことです。これまで触れ合うことがなかった方々のお話を聞けて、視野が広まった気がします。今後お芝居にも生かせるんじゃないかなと思います。
学生スタッフの2人も、今回の南伊豆町での「ふるさとワーホリ」体験からさまざまな経験を手にすることができました。
鐙 私はこれまで農業に関係する形でしか「ふるさとワーホリ」に参加したことがなかったので、製菓店でのお仕事やDIY体験がとても新鮮でした。「ふるさとワーホリ」の魅力は観光しながら地域のローカルなところまで足を踏み入れられる点にあると思います。ただ1泊2日では少し短かった(笑)。なので、また南伊豆町を訪れたいと思います。
尾原 私は今回が初めての「ふるさとワーホリ」体験だったのですが、受け身で観光地を巡るよりも、学びが多くて面白かったです。旅行だと目的地がたくさんあるので観光と移動の繰り返しになってしまうこともあります。今回のように長期間同じところで働くことが逆に、より深くその土地について知るきっかけにもなるんだと感じました。
最後に丹生さんが、「ふるさとワーホリ」への参加を迷っている若者に対して、メッセージをくれました。
丹生 南伊豆町での「ふるさとワーホリ」では、私たちが見学したような参加者が泊まれるゲストハウスもありますし、東京からの距離も近いですし、初めての人でも短期で参加しやすい仕組みがあります。もし迷っているようでしたら、観光だけじゃ得られない景色が待っているので、ぜひ勇気を出して参加してみてほしいですね。私も1週間ぐらい参加したいと思っているくらいです。
南伊豆町での「ふるさとワーホリ」を体験し、その魅力を伝えるという「地域おこし」のクエストを見事果たし終えた丹生さん。これで、ようやくエンディングを迎えました!
しかし今回のエンディングは、ゲームで言えばまだ「ノーマルエンド」。丹生さんの呼びかけに若者たちが応じ、これまで以上に人が南伊豆町へ集まり始める時。その日こそが、真のエンディングである「トゥルーエンド」なのかもしれません。








































