地域の魅力紹介

秋田県北部、青森県との県境に位置し、人口6万5000人ほどの四方を山に囲まれた自然豊かな町・大館。田園風景の広がるのどかな田舎町ですが、ここで生まれたスーパースターが「ハチ公」です。渋谷駅前の銅像で知られ、ハチ公と上野博士の物語は日米で映画化もされました。
日本中にその名が知れ渡っている名犬の生まれ故郷が、ここ大館市。ハチ公の犬種である秋田犬(あきたいぬ)発祥の地といわれ、秋田犬のふるさとでもあります。
JR大館駅前には秋田犬の姿を見られる観光交流施設「秋田犬の里」があり、訪れる人を温かく迎えてくれます。市内の様々な場所で秋田犬の姿を見かけることができ、秋田犬に会えるホテルや秋田犬とふれあえる旅館もあって、秋田犬ファンにはたまりませんね!

大館市は製造業が盛んですが、一次産業も重要な基幹産業です。ブランド米「あきたこまち」など米の生産はもちろん、日本三大美味鶏と呼び声高い比内地鶏も多数飼育されています。
この比内地鶏から作るスープを使ったきりたんぽ鍋は、本場の味として全国に広がっており、10月には日本最大級の木造ドームであるニプロハチ公ドームを会場に、「本場大館きりたんぽまつり」も開催されます。

そんな大館市で体験できる「ふるさとワーキングホリデー」には、次のようなものがあります。
●廃線を活用したレールバイクを運用する団体における運営の補助
●駅前にある駅弁製造店での駅弁の製造・配達、および店で運営する食堂の手伝い
●市内で生産が盛んな枝豆の収穫後の選定作業
●鉄工に関連する製造体験
など。

こうした仕事体験を通して、日常生活において何気なく利用し、消費しているものがどのように生産されているかを知り、自身の消費活動を見つめなおすきっかけになれば……それが大館市の思いです。
また、単なる美しい自然ではなく、秋田の原生的な自然と風土を体験し、そこで生活する人と交流することは、狭いようで広い日本をもう一度知るよい機会になることでしょう。

「これまで体験したことがないことに挑戦したい」「さまざまなことに好奇心がある」——大館市のワーキングホリデーは、そんな人におすすめです。
ただし、自然環境の中での作業が多くありますので、ある程度の耐性や覚悟が求められます。たとえば、虫がつきものですから、そのあたりの対処は必須! でも、「虫は苦手だけれど、チャレンジしてみたい」という人もきっと歓迎してくれるでしょう。

大館市は、秋田県において数少ないワーキングホリデー受入れ自治体です。ここ、大館市を基点にして、秋田県、そして東北地方を丸ごと体験しに出かけてみませんか?