地域の魅力紹介

北海道十勝管内の最南端に位置する広尾町は、平成30年に開町150年を迎えた、十勝で最も古い歴史を持つ町です。悠久の時を重ねてきたこの町には、受け継がれてきた伝統と、今もなお息づく豊かな自然、そして何よりも温かな人々が迎えてくれます。

広尾町といえば、なんといっても日本屈指の漁業の町。秋サケ、シシャモ、毛がに、コンブなど、北海道を代表する海の幸が豊富に水揚げされ、新鮮な魚介類を存分に味わうことができます。農業や林業も盛んで、海・山・川と三拍子そろった自然環境に恵まれているのが特徴です。

また、広尾町は1984年にノルウェーのオスロ市から日本で初めて、そして唯一の「サンタランド」として認定を受けている特別な町でもあります。大丸山森林公園内には「サンタの家」があり、クリスマス関連グッズの販売や、10月に行われるサンタランドツリー点灯式では約15万球のイルミネーションが町を幻想的に彩ります。

年間を通じて魅力的なイベントも豊富です。5月中旬の「広尾つつじまつり」では、紅色に染まった公園内で地元の味覚を楽しめ、8月には十勝で唯一港で開催される花火大会が行われます。海面に花開く水中花火は圧巻の一言。12月の「広尾毛がにまつり」では、新鮮な海の幸を存分に堪能できる、まさに食の宝庫ならではのイベントです。

広尾町のふるさとワーキングホリデーでは、このような豊かな自然と産業を背景に、多彩な職種での体験が可能です。酪農家が経営するカフェでの接客業では、農村生活を体験しながら働くことができ、水産会社が経営する本格派カフェでは、まさに海の町ならではの仕事を体験できます。

水産加工業では、広尾町の主要産業である水産業の現場を肌で感じることができ、木材加工業では「広尾町の木を未来へつなぐ工房体験」として、地域の森林資源を活用した仕事に携わることができます。また、北海道の酪農・畜産を支える飼料用穀物の搬出入・保管を行う倉庫業、花と緑に囲まれてガーデンとカフェのおもてなし体験ができる造園業、そして広尾町の代名詞でもあるサンタランドの魅力を発信する観光業など、幅広い選択肢が用意されています。

働きながら広尾町の人たちと交流し、漁業・農業に関連した水産加工や木材加工をはじめ、カフェやサンタランドの観光案内所での受け入れを通じて、広尾町ならではの産業と暮らしを体験することができます。休日は海、山、川と恵まれた自然の中でゆったりと過ごし、美しい自然と人々の温かさ、そして食文化の深さを存分に味わうことができるでしょう。

参加者からは「初めて北海道を訪れたが、ワーキングホリデーを通して広尾町で過ごした毎日が新鮮で貴重な経験だった」「お世話になった企業の方と関わり、生産者一人ひとりの苦労や情熱を知ることができ、食べ物に対する感謝の気持ちや生産者の苦労を身近に感じることができた」といった声が寄せられています。

また、「地域の行事にも参加し、観光では味わうことのできない交流ができたことは貴重な経験だった。広尾町の地域の人々の優しさや絆の強さに触れることができ、また帰ってきたい第二のふるさとになった」という感想もあり、単なる一時的な滞在ではない、深いつながりが生まれていることがわかります。

地域住民の方々も、広尾町に関心を持ってもらい、馴染んでもらいたいという温かな思いを持って、ワーキングホリデー参加者の皆さんと接してくれます。こうした地域全体での歓迎の雰囲気も、広尾町ならではの魅力のひとつです。

広尾町では、全国各地から訪れる皆さんに、ここでしか味わえない暮らしと仕事の魅力を存分に体験していただけるよう、全力でサポートしています。参加者が地域の方々と交流し、日々の生活や仕事を通して新しい発見や人とのつながりを感じ、「また帰ってきたい」「ずっと関わっていきたい」と思えるようなご縁づくりのきっかけとなることを目指しています。

地域の自然や文化、食、そして温かな人柄に触れることで、きっと広尾町のファンになることでしょう。この経験が人生の中で特別な思い出となり、地域にとっても新たな風が吹き込む機会となるよう、情熱と責任をもって取り組んでいます。

北海道で最も古い歴史を誇り、豊かな海の恵みと温かな人々が待つ広尾町で、あなたも特別なワーキングホリデー体験をしてみませんか。