地域の魅力紹介

神奈川県の南部に位置する三浦半島は、横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町の4市1町からなるエリアです。海と畑、観光地、そして地域の日常が近い距離にあり、都市部からのアクセスの良さと豊かな自然が同居していることが大きな魅力となっています。首都圏からも訪れやすいこの立地を活かし、県では「ふるさとワーキングホリデー」を通じて、県外の若者と地域とのつながりづくりに取り組んでいます。

三浦半島でのワーキングホリデーでは、農園での野菜の収穫や出荷といった農作業のほか、リゾートホテルでの接客・宿泊業務、地域に根ざしたカフェや飲食店での接客・調理補助など、多彩な仕事を体験できます。それぞれの現場で働きながら、三浦半島の産業や人々の営みに直接触れられることが特徴です。

本事業は令和7年度から実施しており、県外の若者が実際に三浦半島で働き、暮らすことを通じて、地域の事業者や住民との新たなつながりが生まれています。今年度第1回の参加者アンケートでは、参加者全員が三浦半島への再訪意向を示し、地域への愛着についても満点の回答が寄せられました。実際に、体験終了後すぐに再訪し、滞在中お世話になった方々へ挨拶に回った参加者や、受入れ先からの声掛けをきっかけに再訪が決まった参加者もおり、「また来たい」という思いが実際の行動につながっています。

こうした成果の背景には、地域独自の工夫があります。今年度は、参加者が三浦市内の拠点で2週間の共同生活を送るスタイルを採用し、就労時間以外にも参加者同士やスタッフとの関係を深められる環境を整えています。滞在中には、自分の価値観や参加の背景を語り合う「語り合いワークショップ」や、スタッフとの1on1、日々の振り返りの時間も実施。仕事だけで終わらせず、地域での出会いや経験を言葉にすることで、参加者が自分自身と三浦半島の双方を深く知る時間になっているといいます。

三浦半島は首都圏からアクセスしやすく、滞在を終えた後も再訪しやすい地域です。担当者は今後の展望について、次のように話します。

「すでに参加者の再訪が生まれていることを踏まえ、今後はワーホリを一度きりの体験にせず、『お世話になった人に会いに戻る』『地域のイベントに参加する』『仕事で再び関わる』など、それぞれの形で関係が続く仕組みを育てていきたいと考えています。再訪を重ねる人を増やし、三浦半島の関係人口の広がりにつなげていきます」

参加を検討している人に向けては、こんなメッセージが寄せられました。

「地域の仕事や暮らしを通じた温かい出会いが、参加後も続く関係につながります。『何かやりたい』という一歩を踏み出して、三浦半島でのいつもと違う日常を体感してみませんか」

海・畑・観光地、そして人々の暮らしが近い距離にある三浦半島。ワーキングホリデーをきっかけに芽生えたつながりは、参加者と地域の双方にとって、これからも育っていく関係として続いていきそうです。