宮城県北部に位置する涌谷町は、田園風景が広がる農業の町です。豊かな土地で育てられたネギ、ニラ、菊などの農産物が地域を支え、夏には「とうもろこし迷路」という一大イベントで県内外から多くの来訪者を集めます。のどかな自然と、エネルギッシュに働く農家の方々の活気が共存する、そんな涌谷町ならではの暮らしを体験できるのが、ここでのふるさとワーキングホリデーです。

涌谷町のふるさとワーホリでは、農業関連の仕事が中心となります。夏の「とうもろこし迷路」期間中はそのスタッフとして携わるほか、ネギやニラの刈り取り、菊の定植・出荷作業など、季節に応じたさまざまな農作業を体験できます。受け入れ農家の方々はどなたも活力にあふれ前向きな方ばかりで、一緒に働くだけで元気をもらえると参加者に好評です。仕事が終われば飲み会にも都合をつけて顔を出してくれるなど、農家の方との距離の近さも涌谷ならではの魅力です。


涌谷町がふるさとワーホリで特に力を入れているのが、「町民と毎日ごはんを囲める環境づくり」です。参加者が滞在するゲストハウスのキッチンでは自炊が基本ですが、仕事終わりや休日の町民が一緒に料理をしに集まってきます。旅行ではなかなか味わえない、地域の人との何気ない食卓の時間。それが涌谷での滞在を特別なものにしています。また、滞在期間中には町民が主体となったワークショップを2回組み込んでおり、就労以外の交流の機会もしっかりと設けられています。


こうした取り組みの積み重ねが、目に見える成果として表れています。涌谷町企画財政課の丸井陽介さんはこう話します。「ふるさとワーホリをきっかけに若者との関係人口づくりが始まりました。参加者の50%以上がすでに再訪してくれており、人に会いに来てくれます。自身のステージが上がったことの報告や、涌谷での滞在をきっかけに何かが変わったという話を聞かせてくれることもあります。また、涌谷の特産物を地元で販売してもらえたり、1日限りの居酒屋で提供してSNSで発信してくれたりと、参加者が涌谷の応援団のように動いてくれるのが嬉しいですね」。ふるさと納税という形での関わりも生まれており、関係人口の輪は着実に広がっています。

今後の展望について、丸井さんはこう続けます。「人をきっかけに町を好きになり、繰り返し若者が出入りして友人を呼びたくなる町にしていきたいです。将来の人生選択の中で移住を検討してもらったり、二拠点生活の候補地として涌谷を思い出してもらえたら嬉しい。数年後には農業体験などで繰り返し足を運んでもらえるように、SNSを通じた交流やふるさと納税といった関わり方でも、こちらからアプローチを続けていきます」。一度の滞在で終わらせない、長期的な「つながり」を大切にする姿勢が、涌谷町のふるさとワーホリの核にあります。
エネルギッシュな町民と10年以上の関係を築きたい方、農業や食を通じた新しい体験をしてみたい方は、ぜひ涌谷町へ。人と人との温もりに満ちた滞在が、あなたを待っています。