自治体・団体の声

化石、焼き物、自然、人など、たくさんの地域の魅力とふれあって

自治体・団体: 岐阜県瑞浪市

岐阜県の東美濃(東濃)に位置する瑞浪市は、北部に木曽川、中心部には土岐川が流れ、市域の70%が山林の自然豊かなまちです。
かつて海の底であった瑞浪市は、「化石のまち」であることをご存じでしょうか? 2000万年〜1500万年前の化石が多数発見されており、「瑞浪市化石博物館」では、太古の海を知る手がかりとなる展示や、世界でひとつしか発見されていない化石などを見ることができます。

少し時代を下ると、江戸時代には五街道の一つ中山道の宿場町として栄えた大湫宿(おおくてしゅく)があり、現在も保存された街並みが風情を漂わせています。
また、毎年9月には、「岐阜の宝もの」に認定されている地歌舞伎公演が行われ、歴史と文化の奥深さを感じることができます。

産業としては、古くから良質な粘土が産出され、陶磁器の町として発展してきました。「美濃焼」は、瑞浪市・土岐市・多治見市・可児市にまたがる東濃地域で製作される陶磁器の総称。「織部」「志野」「黄瀬戸」などの古陶が有名ですが、ふだん使いできる陶器や磁器、ニューセラミックスまで、幅広い陶磁器を製作しています。
また、近年は瑞浪ボーノポークなどの畜産業も盛んです。

市内には、岩おりなす鬼岩や七滝が連なる竜吟峡、ヒトツバタゴやハナノキが咲く山里、博物館や美術館、さらには、県内最多の13のゴルフ場など、訪れてほしい場所がたくさんあります。

ふるさとワーキングホリデーも、瑞浪らしい多様な職種があることが特徴です。美濃焼の産地ならではの陶磁器メーカーでの製造をはじめ、オーダーメイドタイル製造、クラフトビール製造、まちづくり、空き家改修、農業のお手伝い、金属加工やロボット製造など幅広い職種があります。

瑞浪の歴史と文化を深く知ってもらえるよう、鬼岩公園の「岩穴くぐり」や、五平餅づくり、化石博物館見学などの体験もあります。

瑞浪市は、ほどよく田舎でストレスフリー、風が気持ちよくて、水と空気がおいしいまち。豊かな自然、ワクワクさせる体験、美味しいものなど、五感を刺激する魅力がたくさんあります。でも、いちばんの自慢は「人」です。
瑞浪市みずなみ未来部シティプロモーション課の小川さん曰く、「いい意味で“クセ”の強い方々がたくさんがいます」とのこと。
「自分たちのまち、自分たちのやっていることをとことん愛する個性的な人たちです。そんな人たちと出会ったり、参加者同士で交流したりすることは、これからの人生のヒントになるのではないでしょうか」と小川さん。
滞在中は、空き家を活用したシェアハウスで参加者が共同生活をし、それも魅力のひとつとなって参加者のみなさんに好評です。

ふるさとワーキングホリデーの導入は、大学生を中心とした若者に瑞浪市を知ってもらう機会となり、これまで瑞浪市に訪れたことのなかった人に足を運んでもらい、ファンになってもらうきっかけにもなっています。
受け入れ事業者の人たちからも、「社内の業務見直しにつながった」「若い世代に向けた発信の必要性を感じた」などの反響が届いています。参加した若者たちの意識の高さにも驚かされました。

瑞浪市のワーキングホリデーは、都会にはない自然を感じ、さまざまなことにチャレンジしてみたい人、いろいろな人々との出会いを求めている人におすすめです。
「ほかの自治体の方にも、認知度の向上やファンの獲得、若者へのPR、そして地域への刺激として、ふるさとワーキングホリデーをおすすめしたいです」と小川さんは語ってくれました。