子どもと過ごした夏、馬路村「子ども見守り教室」の記録

松野 日胡さん

  • 滞在地: 高知県馬路村
  • 体験したお仕事: 子ども見守り教室
  • 主な交流内容: 松野 日胡

Q1.ふるさとワーキングホリデーに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

一面的な情報にとどまらず、その土地ならではの地域性や地方教育の現場に深く触れる地域づくりに関心があり、ネット情報では得られない地域性や地方教育のリアルを知るためワーキングホリデーに応募しました。その中で、温かみのあるウェブサイトや外部の人が関われる機会の多さに惹かれ、馬路村を選びました。特に「子ども見守り教室」では、子どもたちとの交流を通して村の日常に触れ、現場ならではの地方教育について深く学べると考え、参加を決めました。

Q2.滞在中の住環境や生活リズムについて教えてください。

お試し住宅の一軒家に滞在しました。朝は村内放送のラジオ体操をBGMに朝食を摂り、昼休憩を挟む7時間勤務を経て帰宅、夕食後は自由な時間を過ごして就寝する、という規則正しい生活でした。都会ほど便利ではありませんが、事前の準備に加え、ネット通販や、困った際に役場や職場の方へ相談できる環境があったため、想像以上に不便なく過ごせました。公私のメリハリもつけやすく、村の自然や日常を身近に感じながら、落ち着いたリズムで暮らすことができました。

Q3.どのような仕事を担当しましたか?また、やりがいや大変だったことは何ですか?

主な仕事は、夏休み中の子ども教室での見守りです。鬼ごっこ、お絵描き、ボードゲームで一緒に遊び、宿題に取り組めるよう声をかけました。子どもたちは一輪車が大好きで、学年を越えて遊ぶ姿が印象に残っています。自主企画を実施する機会があり、小学1年生から6年生まで、年齢や興味の異なる子どもたちが楽しめる内容を考えるのは難しかったですが、ドッジボール大会と工作教室を実施しました。その準備の過程で、一部の子どもたちに告知チラシやルールを伝えるポスターの制作を手伝ってもらいました。準備に関わった子どもから周囲へ楽しみが広がり、当日を待ち遠しそうにする姿は大きなやりがいとなりました。子どもの反応に寄り添い、関わり方を変える大切さも学びました。

Q4.地域との関わりを通じて感じたことはありますか?

働き始め、村のおばあちゃんにも「ワーホリです」と伝えるだけで理解され、本制度が村に根付いていることに驚きました。子ども教室では、家族・学校・教育委員会をはじめ、村全体で見守る姿が印象的でした。休日は村民の方に魚梁瀬地区などへ連れて行っていただき、元地域おこし協力隊の方からは「林業による人の往来が外部の人を温かく迎える地域性につながっている」と伺いました。村長や役場の方々と交流する機会もいただき、学びがより一層深まり、馬路村のこれからが心底楽しみになりました。

 

Q5参加前と後で、ご自身の考え方や将来観に変化はありましたか?

以前から地方の魅力をもっと学生に届けたいと思っていましたが、滞在中は、村で暮らす心地よさや馬路村ならではの魅力に、私自身が魅了されっぱなしでした。自然や食べ物はもちろんのこと、熱い想いを持つ大人や愛くるしい子どもたちに出会い、旅行では得られない「また帰りたい場所」ができました。地方には数え切れない課題もある一方、その分可能性も秘めているとおもっています。今後は村外で暮らす立場を生かして、自分の周囲に馬路村の魅力を発信し、馬路村宣伝担当のような役割で少しでも恩返ししたいです!

 

Q6.これから参加を考えている学生へメッセージをお願いします。

たった数週間が、あなたの人生観を変えるきっかけになるかもしれません。村内の顔の見える関係性が、村外からきた私たちを親身に支えてくれる環境につながっています。少しでも気になったら、ぜひ飛び込んでみてください!