【丹生明里の地域おこしクエスト!~ふるさとワーホリ攻略記~第3回】丹生明里がペンキを塗り、斧で薪を割る!DIY体験だああ!
- 滞在地: 静岡県南伊豆町
- 体験者: 丹生明里
静岡県南伊豆町での「ふるさとワーキングホリデー」(以下、「ふるさとワーホリ」)を体験している、アイドルグループ「日向坂46」元メンバーの丹生明里さん。
丹生さんは今、俳優・タレント業だけでなく、ゲーム配信でも活躍中。丹生さんにとって今回の「ふるさとワーホリ」体験は、南伊豆町の魅力を味わい尽くし、広めていくための「地域おこしクエスト」でもあります。
前回は、地域で約100年続く老舗の製菓店が営むカフェでの就労体験を、無事クリア。今回は、「ふるさとワーホリ」で訪れる若者や旅行者が宿泊するゲストハウスを見学し、修繕のためのDIY体験を行います。
果たして丹生さんは、就労体験に続いてDIY体験も無事クリアできるのでしょうか?
ゲストハウスを見学!大きなベッドを取り合う3人
「扇屋製菓」での就労体験を無事終えた丹生さんと、「ふるさとワーホリ」の学生スタッフである鐙りりあさん、尾原一華さんの3人。続いては、西に4km程度離れたところにあるゲストハウス「moksa House」に向かいます。
「moksa House」は最大4人まで泊まれる大きな客室と1人用客室に加え、キッチンやダイニングも備えるため、自炊しながら長期滞在が楽しめるゲストハウスとして親しまれています。南伊豆町で「ふるさとワーホリ」に参加する若者だけではなく、国内外からの旅行者も宿泊する施設です。
この日は残念ながらほかの宿泊者はいなかったため、丹生さんたち3人だけで内部を見学。宿泊者がいない分、施設の隅々まで見ることができました。
案内してくれたのは、「moksa House」のオーナー・服部麻衣さんです。服部さんと丹生さんたち3人は、ダイニングのテーブルを囲んで談笑。3人は柱と柱の間に渡された立派な梁を見上げて「すごい!」と思わず感嘆の声を上げるなど、見るもの聞くもの全てが新鮮といった様子です。そこに、服部さんが話しかけます。
服部さん 実は隣に母屋があって、私たちの家族はそこに住んでいるんです。だから、もし泊まっていて困ったことがあっても、隣に声をかけてもらえれば、すぐに対応できますよ。
この発言に、これまで「ふるさとワーホリ」を2度経験している鐙さんが敏感に反応。身を乗り出して、服部さんの話を聞いています。
鐙 これまで「ふるさとワーホリ」に行った時は、どこに買い物に行けばいいとか、どこの店がおいしいとか、そういうことを聞ける人がいなかったんです。自分で頑張って探さなきゃいけなかったんですが、ここなら(服部)麻衣さんに聞けば教えてもらえるので、すごくありがたいですね!
続いて3人は、服部さんに案内されて1人用客室と最大4人まで泊まれる大きな客室を見学。大きな客室に入った3人は、ズラリと並ぶベッドに目を奪われます。3人は目ざとく、奥に設置された一際大きなベッドを発見。
鐙 どのベッドがいい?
丹生 (大きなベッドを指さし)絶対あのベッドがいいよね?
尾原 私も大きいベッドがいい!
今日は見学だけのはずでしたが、なぜかこれから宿泊するかのように話し始める3人。話はベッドの取り合いへと発展します。じゃんけんで勝った人が、大きなベッドを独占できることになりました。
3人 じゃんけん、ぽん!
勝利したのは、丹生さんです。
丹生 やった!
丹生さんの表情がパッとはじけます。しかし、この日は「moksa House」には泊まらないことを思い出し、笑い合う3人。そのまま笑顔で「moksa House」の見学を終えました。続いては、服部さんが経営するコーヒー焙煎店「moksa Coffee」へと場所を移します。
DIY体験開始!周囲を盛り立てながらペンキ塗りに挑戦する丹生さん
「moksa Coffee」は、「moksa House」から徒歩数分の距離にあるコーヒー焙煎店です。古民家を改修した店舗で、焙煎したコーヒー豆を購入できるほか、服部さんたちが淹れたコーヒーをいただくこともできます。
服部さんは以前、東京都国分寺市でコーヒー焙煎店を営んでいました。しかし、2020年夏に南伊豆町に遊びに来た際に、ふと「どんな物件があるんだろう」と思って役場を訪ねたことで、運命が変わります。
今「moksa Coffee」が入っている古民家を紹介してもらったところ、家屋内の土間や、目前に設置されているレトロな郵便ポストに魅了されて、そのまま賃貸契約。当初は南伊豆町と国分寺市との2拠点生活を続けていましたが、あれよあれよと南伊豆町での暮らしが楽しくなり、こちらに家族で完全移住することになりました。
最初は「moksa Coffee」を店舗兼住居としていたのですが、少し離れたところに別の住居と「moksa House」として使用している離れを借りて、今に至ります。
「moksa Coffee」での「ふるさとワーホリ」の就労体験受け入れは、最近始めたばかり。まだ実際に就労体験を行った「ふるさとワーホリ」参加者はいないため、丹生さんたち3人が栄えある一期生です。
服部さん 今「moksa Coffee」の空いている部屋もゲストハウスとして使ってもらえるように修繕中なのですが、今日はその作業を手伝ってもらいたいと思っています。
古民家を改修した「moksa Coffee」には、今なお古い扉が残っています。その古い扉二つをペンキで白く塗ることと、まだ古い和紙が貼られている別の古い扉一つの和紙をはがし、ペンキを塗れる状態にすることが、丹生さんたち3人に託された使命です。
3人は手分けして、2人が扉二つに白いペンキを塗り、1人が古い扉の和紙をはがすことに決めました。丹生さんと尾原さんがペンキ塗りを担当し、鐙さんが和紙はがしを担当します。
担当が決まったところで、早速作業開始。丹生さんはペンキがはみ出ないように丁寧にマスキングテープを張った後、白いペンキを塗っていきます。
丹生 ペンキを上手に塗るコツはあるんでしょうか?
服部さん 一度に塗ろうとせずに、刷毛の半分くらいまでをペンキに浸けて、薄く何度も塗り重ねていくのが上手に塗るコツですよ。
服部さんから聞いたコツに従い、丹生さんは扉の上部から下部に向かって順に、白いペンキを何度も塗り重ねていきます。一方同じくペンキ塗り担当の尾原さんは、一度扉全体に薄く白いペンキを塗り、その上からペンキを扉全体に塗り重ねていくという手法で進めています。和紙はがしを担当している鐙さんは、水をスプレーで扉に張られた古い和紙に吹きかけ、ヘラで擦って和紙をはがしていきます。自らを「ぶきっちょ(不器用)」だという鐙さんは、慣れない作業に少し苦戦している様子。
3人とも真剣な表情で黙々と作業を進めます。途中、服部さん自慢のコーヒーをいただくブレイクタイムを挟みながら、約1時間10分かけて丹生さんと尾原さんがペンキを塗り終えました。
丹生 (尾原さんが塗った扉を見て)めっちゃ綺麗!
尾原 褒め上手ですね(笑)。
丹生 血液型は何型?
尾原 AB型です。
丹生 えーっ、私もAB型だよ!同じ血液型なのに進め方が全然違うね。私はB型の方が強いのかな…?
尾原さんとは塗り方が異なるのを、丹生さんは少し気にしていた様子です。とはいえ、丹生さんがペンキを塗った扉も、尾原さんに負けず劣らず綺麗に仕上がっています。
丹生 進め方に個性は出るけれど、最終的には結局同じだね!
達成感をにじませながら笑い合う丹生さんと尾原さん。鐙さんの方を見てみると、苦戦しながらもあと少しで扉に張られた古い和紙を全てはがし終えそうな段階まで進んでいます。すかさず、丹生さんがエールを送ります。
丹生 すごい!手つきがもうプロみたい!ほぼ職人だね。
褒め上手な丹生さんに乗せられたのか、鐙さんはすぐに和紙をはがし終えました。
服部さん すごい、早い!もっと時間がかかるかと思っていました。そして綺麗に仕上がっています。これはもう「はなまる」ですね。
服部さんから見事「はなまる」をもらった3人。しかし、DIY体験はこれだけでは終わりません。
丹生さんがゲームキャラのように斧を振り、薪を割る!
「moksa Coffee」にはピザを焼く窯や薪ストーブがあるため、日常的に薪を使います。しかし、薪は自分たちで丸太や原木を割って、用意しなければなりません。
服部さん 今日は、皆さんに薪割りも体験してもらいます。
服部さんに案内されて、屋外の薪割り場に移動する3人。まずは丹生さんから薪割りに挑戦することになりました。服部さんから薪割り用の斧を手渡された丹生さんは、そのずっしりとした重みに思わず声が出ます。
丹生 重たい…!
丹生さんの不安を打ち消すように、服部さんがアドバイスを送ります。
服部さん 斧が結構重たいので、力で振り下ろそうとせずに、斧の重さを使って振り下ろす感じでやってみましょう。
服部さんからのアドバイスを胸に、斧を振りかぶる丹生さん。丸太に向かって斧を振り下ろしますが、弾かれて刃が木に食い込みません。
そこへ、服部さんがお手本を見せてくれました。一振り目できっちり丸太に斧を食い込ませ、そのまま食い込んだ丸太ごと斧を振りかぶり、二振り目。パキン!大きな音と共に、見事に丸太が真っ二つになりました。
丹生 すごーい!
目を見開き驚く丹生さん。服部さんに質問します。
丹生 もっと振りかぶった方がいいですか?
服部さん そうですね。
さっきよりも丹生さんは大きく振りかぶり、斧を振り下ろします。しかし、また丸太に斧が弾き返されます。
丹生 堅い!
しかし、丹生さんは諦めることなく、何度も斧を振り下ろし続けます。すると、ついに斧が丸太に食い込みます。服部さんのお手本のように、食い込んだ丸太ごと斧を振りかぶり、振り下ろす丹生さん。パキッ!ついに、丸太が真っ二つに割れました。
丹生 やりました!うれしい!人生初薪割りできました!
ゲームでボスキャラを倒した時のように、拳を高々と掲げる丹生さん。誇らしげです。続いては尾原さんが挑戦。尾原さんは服部さん、丹生さんの成功例を見ていたおかげか、数回で見事に丸太を割りました。最後に挑戦した鐙さんは、少し苦戦。
尾原 頑張れ!
丹生 あとちょっと!うまく斧が丸太に食い込めばいけそう!
2人の声援を受けた鐙さんは、その後何度も斧を振り下ろし、最終的に見事薪割りを成功させました。
尾原 執念だったね。
丹生 おめでとう!
鐙さんを拍手でたたえる丹生さんと尾原さん。同じ目的で「ふるさとワーホリ」体験の一日を過ごしたおかげか、3人共すっかり仲良くなった様子です。これで、就労体験に続きDIY体験も見事クリアです。
丹生 斧がこれほど重たいとは思っていなくて…。ゲームでもいろいろな武器を使うんですけど、あんなに重たいものを振り回して敵を倒しているんだと思うと、今度からゲームのキャラを見る目が変わりそうです(笑)。
ゲーム好きらしい感想を話してくれた丹生さん。鐙さんと尾原さんもDIY体験を終えて、満足そうです。
鐙 (服部)麻衣さんから「moksa」という言葉はサンスクリット語で、「自由」という意味があって、日々の忙しさを忘れてゆっくり幸せな時間を過ごしてほしいという思いで名付けたと聞きました。その考え方がとても素敵だと思いましたし、本当にいい経験ができました。
尾原 ペンキ塗りも薪割りも、普段東京にいるとできないことです。自分が塗った扉が、この後何年にも渡ってお店に残って語り継がれていくと思うと、貴重な経験ができたと感じます。
製菓店での就労体験に続き、東京ではなかなか味わえないDIY体験もクリアした3人。これで「ふるさとワーホリ」体験の1日目は終了です。2日目は、お待ちかねの休日。カヤックで海に漕ぎ出します!
「丹生明里の地域おこしクエスト!」最終回(第四回)は8月5日(水)公開予定!































