何事にも積極的に取り組んでほしいと思います。
自分がやりたいと思ったことを
ほかの人に伝えてみることでできることもあるし、
本気で取り組めば
必ず応援してくれる人がいると思うからです。

神田あかり さん(大学3年生)

  • 滞在地: 熊本県天草市
  • 体験したお仕事: 稲作農家でのお手伝い
  • 主な交流内容: 移住者やふるさとワーホリ参加者らとの交流

「ふるさとワーキングホリデー」に参加した理由

参加した目的として2つあります。1つ目は私が所属している農と食好きが集まる学生団体の先輩が、ふるさとワーキングホリデーの概要を説明してくださり、興味を持ったためです。説明会で農家さんや参加する大学生にも出会え、安心して参加できると思いました。2つ目は大学で農学を勉強していて、地方での農業の現状について実際に目で見て肌で感じてみたいと思ったこと、生まれも育ちも神奈川県なので、家から離れて地方での暮らしを体験してみたいと思ったため参加を決めました。

「ふるさとワーキングホリデー」に参加した感想

12日間はあっという間でした。毎日が充実していて参加して本当に良かったです。天草は島なので海と山がどちらもみられ自然が豊かでした。一日働いた後のお米や海鮮料理は今まで食べたことがないくらいおいしかったです。大学の実習とは違い就農体験をしたのは初めてだったので、知らないことばかりでした。ハウス周りのU字溝・生コンを用いた農道を造る作業・トラクターでの田起こし・イネとカボチャの種まきといった作業をさせてもらって、かなりの労力と時間が使われていることを身をもって体験し、農業は大変な職業であると感じました。学びの場では、地元の方との食事会に参加させていただきました。そこでは天草をよりよい街にしたい、そのためにどのようにしたらいいのかといった地域おこしについて地元の皆さんが熱心に語られていて、大人がこんなにも生き生きと仕事をしている姿を見たことがなかったためとても印象的でした。私は自分の地元に愛情を持ったことはあまりなかったので新鮮でした。交流イベントではふるさとワーキングホリデーに参加した大学生の仲間と出会うことができました。皆さん違う職種での就業だったので、それぞれが体験したこと、感じたことを共有することができ、とても充実した時間になりました。また、他大学他学科の友達ができ、見分が広がりました。

「ふるさとワーキングホリデー」を通じて学んだこと

今回のふるさとワーキングホリデーを終えて、一番感じられたことは何事もやればできるということです。二層式の洗濯機や簡易式水洗トイレには初めは苦労しましたが、使えるようになり、物事に柔軟に対応する力が身に付きました。もし一人だったらできなかったと思うので、協力する大切さを知りました。

また地元の方にいただいた言葉で、得られた結果だけでなくそこに至るまでに「誰と出会ったか」で人生が変わってくるといったことを教えてもらいました。今回出会うことのできた人との縁を大切にしたいと思いました。また、天草の方々は都会から来た大学生に家族のように温かく接し、受け入れてくださり充実した12日間にできるようにと全力でサポートしてくださったので感謝の気持ちでいっぱいです。普段の大学とアルバイトといった生活から出てみることで、都会では感じられないようなたくさんの刺激を受けて見えなかったことが見え、自分と向き合い友達とも意見を共有することで、とても充実した時間を過ごすことができました。また自分の意見を人に伝えることの大切さを知りました。伝えてみることで変わることもあるし、他人任せであることは良くないということを実感したので、少しずつ変えていきたいと思いました。

参加を考えている方は是非!!!!!!

これから参加する大学生には、一歩踏み出し何事にも積極的に取り組んでほしいと思います。自分がやりたいと思ったことをほかの人に伝えてみることでできることもあるし、本気で取り組めば必ず応援してくれる人がいると思うからです。

ふるさとワーキングホリデーを通してたくさんの方々と出会うことができるので、その場で出会うことのできた方々との縁を大切にしてもらいたいです。