ふるさとワーキングホリデーは、
働いてお金を稼ぐことができるだけでなく、
その地域の人々と交流したり、
その地域の伝統や特色を知る
良い機会になります。

内田麟太郎 さん(大学2年生)

  • 滞在地: 福島県会津美里町
  • 体験したお仕事: 酒造でのお酒作り
  • 主な交流内容: 被災地域を巡るバスツアー

「ふるさとワーキングホリデー」に参加した理由

私は大学で、お祭りを通して東北の良さをみんなに知ってもらい復興支援につなげる、ということを目的とした団体に所属しています。この団体の活動の中で、実際に東北の酒造さんにお話を聞く機会があり、「もっと詳しくお酒造りについて知りたい」、「東北のことをもっと知りたい」と思うようになりました。そんな時に、同じ団体のメンバーから福島のふるさとワーキングホリデーを紹介され、参加を決めました。

「ふるさとワーキングホリデー」に参加した感想

もともと興味のあった、酒造での業務を体験することができ、とても良い経験となりました。特に、麹の管理のために蔵の中に泊まることなどは、実際に酒造で働かなければ体験できないものだったと思います。また、酒造で働いている方々もとても良い方ばかりで、私に気さくに声をかけてくれたり、会津の歴史などを聞かせてくれたりもしました。このように、仕事の体験だけでなく、地域の人から直接福島・会津若松市のお話を聞けたことも、とても貴重な体験でした。
また、東日本大震災で被災した場所をめぐるバスツアーでは、実際に津波の被害を受けた学校を見たり、津波を体験した方から直接お話をしていただいたりと、とても貴重な経験をさせていただきました。この経験を通じ、より一層震災について、また、震災に遭った人々について深く考えるきっかけとなりました。

「ふるさとワーキングホリデー」を通じて学んだこと

酒造見学としてではなく、働き手として酒造に行けたことが一番の学びだったと思います。酒造見学では、お酒を作る設備や作る過程などを知ることはできますが、実際の作業をやらせていただいたり、実際に作っている様子を見ることは難しいです。ましてや、蔵に泊まって麹の管理をすることなどは、めったにできることではありません。これから所属団体の活動の中で酒造さんとお話しさせていただく際、今回の経験を生かすことで、より酒造さんの立場に立ってお話することができるようになったのではないかと思います。

参加を考えている方は是非!!!!!!

ふるさとワーキングホリデーは、働いてお金を稼ぐことができるだけでなく、その地域の人々と交流したり、その地域の伝統や特色を知る良い機会になります。観光としてその地域を見て回ることも、地域の良さを知る一つの手段ですし、休日をもらった時は是非周辺を見て回ることをお勧めします。
また、是非積極的に会社の方とお話してみてください。私がお世話になっていた酒造さんで働いている人の中には、昔から会津若松市で暮らしていて、会津の歴史に詳しい方や、その地域の伝統的なお祭りを運営してる方などもいました。そのような人から聞けるお話はどれも興味深く、とても面白かったです。