新しい土地、新しい人々、
新しい環境に不安があると思います。
しかし、その違和感こそが
新しい学びを得るチャンスであると感じています。
勇気を持って一歩を踏み出し、
ぜひチャレンジしてみてください!

野田歩伸 さん(大学1年生)

  • 滞在地: 北海道函館市、北海道栗山町
  • 体験したお仕事: 北海道国際交流センターでのお手伝い、酒造でのお酒作り
  • 主な交流内容: 郷土料理を通じた地域の方々との交流

「ふるさとワーキングホリデー」に参加した理由

ワーキングホリデーでオーストラリアに行こうと思っていたのですが、ふるさとワーキングホリデーが始まるということを知り、今しかできないことにチャレンジしたい、新しい知識と経験を得たいという思いから参加を決めました。旅行が大好きで家族と日本全県を訪れました。魅力的な街はたくさんありましたが、その中でも北海道の広大な景色、新鮮な食べ物が印象に残っていました。実際に北海道に住み、地域の人と関わりながら観光だけでは知ることのできない魅力を知りたいと思い、北海道を選びました。

「ふるさとワーキングホリデー」に参加した感想

参加して良かったなという気持ちが1番の思いです。たった1か月で何か役に立てるのだろうか、地域の人と交流できるのだろうかと不安でしたが、多くのことを得ることができました。特に日本文化、地方の街に対する考え方が大きく変わりました。酒造では日本酒作りについて学び、また実際に日本酒造り職人の仕事に携わりました。蒸米や麹を運ぶ作業、麹の温度を調節する切り返し、中仕事、酒母や醪を混ぜる櫂入れなどです。日本酒作りは奥が深く、一つ一つの作業が重要でした。繊細な作業に驚くことがたくさんありましたが、特に洗米、漬米は感動しました。使用する酒米、作る酒の種類によって給水量が異なるため、蔵人は常に時計や米の具合を見て最適な状態を図っています。さらに少しずつ使う道具や方法が変わりながらも、昔ながらの伝統を大切にし、受け継いでいます。日本酒に限らずこうした文化や伝統は日本にたくさんあると思います。また、やはり同じ日本でも各地域によって風景、言葉、文化、料理、歴史など様々な違いがあることを知りました。その違いはどれもとても魅力的です。しかし、観光で訪れただけでは街の一部を見ることしかできません。どのようにその魅力を発信することができるのだろうか、また、地域おこし協力隊の方の話から発信することの難しさを知り、どのような方法で発信することが効果的なのだろうかと考えています。日本人であるにもかかわらず、こんなに知らないことがあることに驚きました。日本の伝統的な文化や価値観についてもっと知りたい、発信したいと思い、大学では日本研究を選択しようと思っています。

「ふるさとワーキングホリデー」を通じて学んだこと

たくさんのことを学びました。雪国での暮らし、地域について、また、国際交流・支援のあり方、日本酒についてなど。特に人との出会いの大切さを学びました。様々な背景を持つ人々と交流をし、意見交換をすることで新たな知識や考え方を得ることができました。例えば大家さんとの出会いから地元の郷土料理や暮らしの知恵を学びました。大沼で仕事をした時に出会った先輩から大沼の歴史や魅力を学びました。地域おこし協力隊の方との出会いから日本の地方の現状、町おこしの難しさを学びました。受入団体で出会った先輩から自分の意見を素直に伝えることの大切さを学びました。このように人との出会いは今まで考えたこともなかったことや新たなことを知るきっかけになり、自分の視野が広がると思います。また、人との出会いが新しい人との出会いを生みます。受入団体で知り合った方に自分の将来やりたいことを伝えたところ、実際にその仕事をしている方を紹介していただいたり、地域おこし協力隊の方に他の地域の協力隊の方を紹介していただいたりしました。人との交流や繋がりは大切なことだなと実感しました。

参加を考えている方は是非!!!!!!

新しい土地、新しい人々、新しい環境に不安があると思います。しかし、その違和感こそが新しい学びを得るチャンスであると感じています。勇気を持って一歩を踏み出し、ぜひチャレンジしてみてください!