地域の魅力紹介

北海道 広尾町
海と川、山に恵まれた自然の町は、サンタの国が認めた日本唯一の「サンタランド」でもありました。

北海道十勝の最南端にある広尾町のランドマークのひとつは、十勝の海の玄関口「十勝港」。酪農大国を支える「アグリポート」として、また国際貿易港として重要な役割を担ってきました。港町といえば、味も鮮度も抜群の海の幸。うまみが凝縮した「昆布」や北海道太平洋沿岸のごく一部でしか獲れない「本ししゃも」、身入りがいい「毛がに」、「鮭」など、広尾町はおいしい魚介の宝庫でもあります。

日高山脈、冷涼な気候、清流など、自然に恵まれた環境もこの町の魅力。味わい豊かな牛乳や肉や野菜の生産も盛んで、放牧地に足を運べば、草を食む牛など、絵になる風景をたくさん見ることができます。加えて、この町が誇るのが「広尾サンタランド・ウッド」。広尾町では約8割を占める豊富な森林を活かし、大切に育てた木を使った町産木材を「広尾サンタランド・ウッド」としてブランド化。家具・雑貨など、品質・性能の確かな製品が作られています。

ところで「サンタランド」という名称の所以は?――それは、広尾町がサンタクロースの故郷ノルウェーオスロ市が日本で唯一認めたサンタランドであることから。実際に、そのシンボルゾーン「大丸山森林公園」では、毎年10月第4土曜日に日本一早いクリスマスツリーの点灯式が開催に。シンボルツリーや観光所「サンタの家」の周辺がいっせいに点灯し、また花火も打ち上げられ、年明けまでクリスマスムード一色のイルミネーションが周辺を彩るのだそう。

「ふるさとワーキングホリデー」でのお仕事は、漁業、酪農業を中心とした一次産業などの現場、木材加工のほか「広尾サンタランド・ウッド」を活用した商品開発やブランディング、また「サンタの家」での接客、販売、イベント運営など。「身近な食品や、実は自分に関係しているかも知れない木材などが、どのように生産され、どこに出荷されているのか、事業者の側に立ち仕事に関わることで、広尾町の地域の特性や職業観についての新たな発見も得られるはず」だと担当者は話します。

仕事以外の体験メニューでは、地域おこし協力隊の廃校再生プロジェクトや、漁師のお母さんから港町の郷土料理を教わる料理教室、サーフィン体験など。「なぜ地域おこし協力隊として広尾町に来て、このプロジェクトに取組んでいるのか」、「漁師のお母さんとして一家を支えてきたこと」――現地に住む人、まちづくりに携わる人、お仕事関係者以外の人の考え方にも触れることで、広尾町のディープな魅力を発見できるはず。