地域の魅力紹介

愛知県 蒲郡市
「がまごおりじなる」を合言葉に新しい魅力、名物をつくる

愛知県蒲郡(がまごおり)市のシンボルとなっているのが、本土と長さ387メートルの橋で結ばれた「竹島」です。本島とは異なる植物の生息体系が見られ、島全体が国の天然記念物にも指定。島内には、日本弁財天のひとつである「八百富神社」のほか4つの神社があり、全体が神域となった蒲郡屈指のパワースポットでもあります。

本土沿岸から望む風景も格別です。その美しさは「海の眺めは蒲郡」と鉄道唱歌に歌われたほど! また、かつて市内の竹島町には、川端康成をはじめた大正・昭和初期の文人に愛された料亭旅館「常盤館」もありました。現在はその跡地に、「常盤館」の趣を再現した「海辺の文学記念館」がオープンしており、かつての文人のように景色を愛でながら、ゆっくりと時間を過ごすこともできます。ここを訪れた際には、オトナのタイムカプセル「時手紙」をぜひ。自身で書いた手紙を、文学館が指定した年月に希望の宛先へ送ってくれるというもので、数年後の未来に向け「ふるさとワーキングホリデー」の思い出を手紙に綴ってみるのもおすすめです。

蒲郡市では、「魅力の再発見、魅力の創造、魅力の発信」の推進のため、市民と市が一緒になって、新たな魅力発信プロジェクトに取り組んできました。キャッチコピーは、「がまごおりじなる」。「蒲郡(がまごおり)」と「オリジナル」を組み合わせた造語です。こうしたプロジェクトから、名物三河湾産のあさりを使った「ガマゴリうどん」や海辺にアートなベンチを設置する「ベンチアートプロジェクト」、その他に映画やドラマのロケ誘致など、ひとつの面にとどまらない蒲郡の多彩な魅力を創造、発信してきました。

「ふるさとワーキングホリデー」でのお仕事は、名物の深海魚を扱う飲食店「笹や」、地域密着の障がい福祉事業所「エニシアン・オフィス」、その他みかん農家や木材加工会社などを予定。観光地でおもてなしする側、名物を作り、地域を支える側に立つお仕事です。ちなみに、蒲郡市は愛知県内でも有数の温泉観光地。市内に4つの温泉郷があり、日帰り入浴ができたり、また深海生物が展示されている水族館があったり、観光が日常生活の一部として楽しめるところも魅力のひとつだそう。地元の人と混ざり仕事をし、暮らしながら、自分だけの新しい「がまごおりじなる」を発見してみましょう。