岐阜県 白川町
魅力は「なんてったって人」。人と自然の間に営まれる仕事を体験する
美しい段々畑の茶畑や、澄み切った飛騨川や白川の清流。白川町は、岐阜駅や名古屋駅から特急列車で40分~1時間の距離にありながら、豊かな自然の風景が広がる水郷の里です。
盛んなのは、艶、香り、粘りの強さが特徴の「東濃桧(ひのき)」を中心とした木材産業や、山間を流れる清流が生み出す独特の気候風土を生かした茶の栽培。近年は、有機農業や豊かな自然を生かした観光・レクリエーションエリアとしても注目を集めています。
山あいのこの町では、少子高齢化や若者流出の影響などで、まちの働き手や地域活動の担い手が不足しています。こうした中でも近年は、移住や雇用の促進、関係人口を増やす試みも行っており、今年、白川町内の企業が協力し、白川町と連携して、白川ワークドット協同組合を設立。岐阜県で初めて「特定地域づくり事業協同組合」の認定を受けた組合です。
「ふるさとワーキングホリデー」の受入先は、この白川ワークドット協同組合。携わっていただくのは、組合がコーディネートしてくれる農場やキャンプ場でのお仕事。体験メニューとしては、毎月第4土曜日、地域住民が自発的に開いているマルシェへの出展やワークショップの実施など。
担当者は、「白川町の魅力は、なんてったって『人』です」と言います。「この町に生まれ育った人や戻ってきた人、この町を選択して移り住んだ人、みなさんこの白川町をとても身近に感じています」。白川町が誇る木材産業や、茶づくりを中心とした農業、観光業も、みんな人と自然の間に営まれる仕事(なりわい)が土壌にあるもの。「人と人、人と町が近い。そんな感覚を体験してほしいですね」
白川町での「ふるさとワーキングホリデー」は今年からスタート。この夏の体験者のレポートも、下記のサイトに掲載されているので、合わせてチェックを!