地域の魅力紹介

宮城県 気仙沼市
異文化を受け入れる包容力――港町が育む「もちよる」「つくる」「たのしむ」のかたち

宮城県の最北端に位置する気仙沼市。太平洋に面する沿岸はリアス海岸を形成し、全国から集まった漁船が並ぶ世界有数の港町としても知られています。沿岸を離れると、日本最大級のツツジが堪能できる徳仙丈山や海を一望できる安波山なども。海と山、両方を楽しむことができる町です。

改めて、「気仙沼ならではの魅力とは?」――今回のふるさとワーキングホリデー担当者の方にそう聞くと、1つ目は、『地元の人たちの包容力』だと答えてくれました。土地に根付く港町文化は、他の地域からの船の寄港とともに新しい文化も多く取り込みながら醸成されてきたもの。異文化を受け入れる包容力が、町の人々に根付いています。

2つ目は、『自然の豊かさ』。自然との共生を大切にしながら発展してきた地域であり、東日本大震災震災後も、シンボルの海を大切にしてきたそう。

そして、3つ目に答えてくれたのが『地域づくり、人づくりの精神』。「震災後、多くのチャレンジャーが気仙沼を舞台に社会を変えてきました。それは、気仙沼市内での起業だけでなく、地域をリサーチし、研究論文として取りまとめて知識を創造する方、休学して自分を見つめ直し全国に飛び立っていく方。さまざまな人がここで挑戦されています」

気仙沼は、2021年度から「ふるさとワーキングホリデー」の受入れをスタート。2022年9月時点ですでに気仙沼を訪れた参加者は、149名。さらにそこでの経験をきっかけに、5人に1人が気仙沼を再訪、また8名が移住を決めたそうです。

「皆さんが持っている何かを、気仙沼にもちよってくれることに期待しています」と担当者は続けます。それは、実際のモノではなく、いわゆる「経験」や「感覚」「感性」といった類のもの。「これまでの参加者の多くも、自身の体験や経験をもちより、そして気仙沼に来て学んだ知識を掛け合わせ、さらに何かを『つくる』ことに取り組んでいました。たとえば、地域の人々の居場所としてのサウナをつくったり、カフェで気仙沼の魅力を味わえるメニューをつくったり。何かを『つくる』ことにも取り組んでみてほしいと思っています。きっと『つくり手』になることで気仙沼の深い魅力に気づくことができ、なにより『たのしめる』はずです」

下記のページでは、過去の参加者の方のインタビュー動画も掲載。合わせてチェックを!

https://furusato-work.jp/voices/miyagi-kesennuma/